プリント オン デマンド(POD印刷)とは、需要が発生したときに必要な数だけ印刷することを意味します。プリント オン デマンドサービスを活用すれば、在庫を持たずにオリジナル商品を制作・販売できます。
この記事では、日本で利用できるプリント オン デマンドサービスを九つ取り上げて比較検討し、それぞれの特徴を詳細にまとめました。事業に適したプリント オン デマンドサービスの選び方も紹介しますので、参考にしてください。
プリント オン デマンドサービスおすすめ9選
上記のプリント オン デマンドサービスのなかには、Shopifyアプリと連携しているものもあります。Shopifyストアと連携させることで、注文から発送までを自動化させることも可能です。
1. Printful
Printfulは、多種多様なプリント オン デマンド製品が揃っており、ビジネスに活用できる機能も豊富です。たとえば、Tシャツや帽子といった製品のモックアップ作成ツールやデザイン作成ツールを利用できます。Printfulでは、アパレルだけでなくポスターやインテリア雑貨、アクセサリーなどさまざまなオンデマンド製品の制作を依頼できるため、販売する製品を問わずおすすめできるサービスです。
また、アパレル商品に内タグを付けたり、ポストカードなどのノベルティを商品に同封してもらったりすることも可能です。こうしたサービスを活用すれば、ブランディングに役立つでしょう。ほかにもPrintfulでは、デザイン作成ツールの使い方や外部サービスとの連携方法などを解説した動画、初心者向けに事業に役立つ情報を記載したはじめてガイドなどのサービスも提供しています。大口注文割引も行っており、最大30%で割引を受けられます。
配送:
日本国内の場合、製造期間を合わせて4~9営業日ほどで商品を配送できます。配送料金は商品1点のみだと520円、2点目以降は170円です。配送料金は商品の種類や数、配送先によって異なります。他国への発送にかかる時間や送料については、Printfulの配送ページで確認できます。
加工方法:
商品に合わせてインクジェット印刷(DTG)や刺繍、彫刻、昇華転写印刷などさまざまな加工が利用できます。
強み:
初心者でも簡単にネットショップ用のデザインデータや、商品にデザインを印刷した状態のイメージ画像を作成できる、モックアップ作成ツールが提供されています。また、Shopifyを含めさまざまなプラットフォームやECモールと連携させることが可能です。サンプル商品の注文には20%の割引が適用されます。
商品例:
- アパレル製品(Tシャツやボトムスなど)
- バッグ(トートバッグやバックパックなど)
- デジタル・モバイル製品(スマホケースやマウスパッドなど)
- アクセサリー(缶バッチやワッペンなど)
- 飲料容器(マグカップやタンブラーなど)
- インテリア雑貨(クッションやキャンドルなど)
- アート(フレーム付きポスターや旗など)
おすすめの事業者:
Printfulは世界中に製造拠点があるため、海外でビジネス展開を考えている事業者に特におすすめです。初期投資や月額料金が不要で、初心者でも使いやすい多様な機能が提供されているため、幅広いユーザーに利用されています。
2. POPCUSTOMS
POPCUSTOMSは中国に拠点を置く企業で、プリント オン デマンドのEコマースビジネスにおいて7年以上の実績があります。簡単に使えるデザインツールやオンラインでのカスタマーサポートなど、初めて事業活動を行う人でも安心して利用できる充実したサポート体制が整えられています。
配送:
FedEx(フェデックス)やUPS(ユナイテッドパーセルサービス)といった複数の運送会社のなかから条件に合うものを選択できます。配送方法には2種類あり、一つは通常配送、もう一つは速達配送です。通常配送の場合は注文を受けてから8〜15営業日までに、速達配送の場合は3~7営業日までに商品を配送します。配送料は、商品や配送方法によって異なります。たとえばTシャツ1点を日本に通常配送する場合は6.8ドル程度、速達配送の場合は30ドル程度です。具体的な送料は、それぞれの商品ページから「送料概算」をクリックし、配送地域を選択することで確認できます。
加工方法:
POPCUSTOMSでは、昇華転写印刷と刺繍という2種類の過去方法が提供されています。
強み:
無料で使える3Dデザインメーカーが提供されています。各機能の使い方を解説する動画も用意されているため、初めての人でも簡単に扱えます。作成したモックアップは360度好きな角度でスクリーンショットを保存でき、自分のオンラインストアで商品画像として掲載できます。また、Shopifyなどさまざまなプラットフォームや、ECモールと連携できます。
商品例:
- アパレル製品(パーカーやパジャマなど)
- 靴(スニーカーやサンダルなど)
- バッグ(バックパックやレザーバッグなど)
- デジタル・モバイル製品(スマホケースやマウスパットなど)
- 寝具(布団カバーやブランケットなど)
おすすめの事業者:
POPCUSTOMSでは洋服や生活雑貨、アクセサリー、カー用品など、500点以上のアイテムが取り扱われているため、多様な商品を扱いたいビジネスオーナーにおすすめです。
3. Gelato
Gelatoは、32か国にまたがる140社以上の生産パートナーとの提携を通じて、世界最大級のオンデマンド印刷ネットワークを構築しています。広範なネットワークを活用してグローバルなサービスを提供しており、毎年数百万件の注文を処理しているのが特徴です。
紙製品のカスタマイズ制作を提供するプラットフォームとして始動したGelatoですが、現在はウォールアートや文具などのカスタマイズも手がけています。
配送:
Gelatoは、世界32か国にある生産拠点から製品を配送します。商品は最も近い生産拠点で製造され、たとえばTシャツ1点を通常配送する場合、日本への送料は1,752円(2024年8月現在)で、配送日数は9~13営業日程度です。FedExやDHL(ディーエイチエル)など、60社以上の配送業者と提携しているため、コストを抑えて迅速に商品を発送できます。
加工方法:
大半のアパレル製品において、前面だけでなく背面や袖への加工が可能であるのが特徴です。提供されている加工方法は、インクジェット印刷(DTG)と刺繍です。
強み:
Gelato+以上のプランに登録すると、割引コードやお礼の言葉を記載したブランドのカードやラベルを商品に同梱できます。
商品例:
- アパレル製品(タンクトップやトレーナーなど)
- スマホケース
- 飲料容器(マグカップや水筒など)
- トートバッグ
- 紙製品(フォトブックやカレンダー、カードなど)
- ビジネス向け印刷物(名刺やパンフレットなど)
おすすめの事業者:
世界各国に販売する越境EC事業者や紙製品を扱う事業者におすすめです。
4. paintory
paintoryは、誰でも簡単にオリジナル商品が作れるアパレルサービスで、ブランドの立ち上げからストア開設、商品の販売までをpaintoryのウェブ上で簡単に行えます。ストア開設費用や販売手数料は不要です。諸費用は商品価格に含まれているため、販売価格と製造原価の差額がそのまま利益となります。また、ShopifyやBASEで構築したオンラインストアとも連携させることが可能です。
配送:
注文ごとに国内へは一律500円(税別)、海外へは一律1,000円(税別)で配送できます。国内配送には佐川急便と日本郵便、海外配送にはEMSが利用されます。海外配送の場合、国や地域によって発生する関税や消費税は受取人が負担することになります。長期休暇を除き、発送は入金後した翌営業日から3~5営業日以内に行われます。
加工方法:
インクジェット印刷と転写印刷の2種類の印刷方法を採用しています。インクジェット印刷では、シルクスクリーンに近い美しい仕上がりにすることが可能です。転写印刷では、デザイン部分のみを熱圧着する新技術を導入しているため、ふちのない仕上がりを実現できます。
強み:
paintoryではプリント オン デマンド サービスを利用できるだけでなく、ウェブストアも開設できるのが特徴です。販売事業者は余計な手間を省き、デザインや商品カスタマイズに集中することができます。
商品例:
- アパレル製品(ロングスリーブやスウェット、スタイなど)
- アパレル小物(ネックウォーマーやストールなど)
- 帽子(バケットハットやニットキャップなど)
- バッグ(トートバッグやボディバッグなど)
おすすめの事業者:
自分だけのオリジナルデザインアパレルをできるだけ低コストで簡単に販売したいと考えている人におすすめです。paintoryではストアの開設まで無料かつ手軽に行えます。そのため、少ない初期投資で自分のデザインを市場に出すことが可能です。
5. オリジナルプリント.jp
オリジナルプリント.jpでは、1,500種類以上のアイテムにオリジナルの写真やイラスト、デザイン、ロゴを印刷できます。ウェブ上でデータをアップロードするか、デザインテンプレートを使うことで、簡単に独自のデザインを作成可能です。さらに、銀座ロフトや渋谷ロフトで購入した11,000円(税込)以内の商品は、店頭で直接加工してもらうこともできます。料金は加工する箇所やその大きさ、素材に応じて設定されており、おおよそ1,100~4,400円です。
配送:
全国各地への配送に佐川急便を使用しており、配送料は税込770円(沖縄県のみ1,980円)です。製品を検索すると製品ごとに表示される「アイテム詳細へ」の下部に「ネコポスOK」や「コンパクト便OK」といったアイコンがある商品は、ヤマト運輸のネコポス(送料275円)やコンパクト便(送料200円)で配送できます。
加工方法:
インクジェット印刷やIMシルクスクリーン印刷、カッティング圧着印刷、箔印刷、UV硬化印刷、昇華転写印刷など多種多様な印刷方法のほか、レーザー加工や刺繍も利用できます。
強み:
銀座と渋谷に「ロフプリ」という実店舗を構えているのが強みです。専任スタッフが常駐しており、実際の商品サンプルを手に取って確認したり、適した加工方法やデザインなどを相談したりすることが可能です。さらに店頭では、その場でデザインの作成から加工まで行えます。
商品例:
- 一般アパレル製品(ジャケットやカーディガンなど)
- ワークユニフォーム
- 寝具(ブランケットや枕など)
- バッグ(リュックやサコッシュなど)
- 雑貨(アクリルグッズやパズルなど)
- 飲料容器(枡や升、ボトルなど)
- 文房具(ボールペンやノートなど)
おすすめの事業者:
オリジナルプリント.jpは実店舗を構えているため、インターネットでの注文に不安を感じる人に特におすすめです。店舗では最短30分で印刷可能なので、すぐに受け取りたい人にも適しています。
6. SUZURI byGMOペパボ
SUZURI byGMOペパボは、80万人以上のクリエイターが登録するプリント オン デマンドサービスです。50種類以上の商品ラインナップがあり、新しい商品も順次追加されます。利用料や手数料がかからないため、クリエイターは初期投資や在庫管理などのリスクなしでビジネスを始められます。
配送:
セール期間や土日祝日を除き、商品は注文後3〜10日で発送されます。具体的な発送予定日は、商品ページ下部の「配送・プリントについて」やカート画面の「発送予定日」で確認できます。配送業者は佐川急便またはヤマト運輸で、送料は購入数やアイテムの組み合わせによって変わってきます。なお、規定サイズ以下のTシャツ1枚のみを購入した場合は、送料を370円に抑えられるTシャツ便を利用できます。また、ステッカーや缶バッチといった比較的小さな商品の場合は、260円で利用できるネコポスを選択することも可能です。
加工方法:
インクジェット印刷のほか、シルクスクリーン印刷や昇華転写印刷、転写印刷などを利用できます。
強み:
iOS、android用のスマホアプリがあり、いつでもどこでもオリジナル商品を作成できるのが特長です。
商品例:
- アパレル製品(ワークシャツやフリースジャケットなど)
- スマホケース
- バッグ(ショルダーバッグやエコバックなど)
- 飲料容器(ロンググラスやサーモタンブラーなど)
- 布製品(ブランケットやクッションなど)
- 雑貨(ステッカーや缶バッチなど)
- 文房具(ノートやクリアファイルなど)
- ドッグTシャツ
おすすめの事業者:
SUZURIは、専門知識がなくてもグッズ制作が可能なため、初心者からプロまで、幅広い事業者におすすめです。
7. pixivFACTORY
pixivFACTORYは、東京都渋谷区に本社を置くピクシブ株式会社のサービスで、さまざまなオリジナルグッズを作成できます。70種類以上のアイテムが取り扱われており、事業者は豊富な選択肢から商品を選べます。たとえば、ほかのプラットフォームではあまり取り扱っていないアクリル時計や屏風、印鑑ケース、捺印マットなども制作可能です。
配送:
pixivFACTORYで作成されるグッズの配送業者は、日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便のいずれかです。商品の種類や数量、配送先によって担当する業者が異なります。発送までにかかる日数は商品ごとに異なりますが、大半の商品は土日祝日や長期休暇を除いた14営業日以内に発送されます。ただし、マスキングテープや長傘、屏風など、一部の商品は発送までに16~60営業日かかります。送料は商品や数量、同時購入する商品の組み合わせによって異なり、全国一律で326円~です。
加工方法:
インクジェット印刷や昇華転写印刷、デジタル印刷、シルクスクリーンなど、pixivFACTORYの印刷オプションには豊富な選択肢があります。素材によってはさらに細かく指定でき、たとえばアクリル素材の場合、裏面に白を印刷する「クリアタイプ」と白塗りしない「ホワイトタイプ」の2種類のオプションがあります。
強み:
作成した商品をpixivFACTORYと連携した無料ネットショップ「BOOTH(ブース)」で販売できるのが強みです。BOOTHを活用する場合、販売者は在庫管理が不要な「BOOTHオンデマンド販売」と制作したグッズを預けて梱包や配送を委任する「倉庫サービス」の2つの方法から選択できます。
商品例:
- Tシャツ
- アクリルグッズ(アクリルキーホルダーやアクリルフィギュア、アクリルブロックなど)
- デジタル・モバイル製品(モバイルバッテリーやスマホリングなど)
- 布製品(抱き枕カバーやクッションカバーなど)
- 雑貨(ポストカードやマスキングテープなど)
- アート(ポスターやタペストリーなど)
おすすめの事業者:
缶バッジや抱き枕カバーなど、キャラクターグッズに使える商品が揃っているため、こうした商品を作成したい人におすすめです。
8. Zazzle
Zazzleは世界各国で年間3,000万人以上が購入する米国発のプリント オン デマンドサービスです。初心者でも簡単に自分だけの商品を作れるようにテンプレートが用意されているので、誰でもオリジナル商品の作成が可能です。
配送:
「スタンダード発送」と「エクスプレス発送」という二つのオプションがあります。スタンダード発送を活用すれば製品の作成後6〜9営業日以内に、エクスプレス発送を活用すれば3〜6営業日以内に配送可能です。さらに、Zazzleでは日本国内はもちろんのこと、海外への発送にも対応しています。送料は商品ごとに異なり、たとえばTシャツ1枚だと1,200円程度です。具体的な送料は、商品をカートに追加して注文ページに進むことで確認できます。
加工方法:
Zazzleの印刷オプションには「クラシックプリント」と「鮮やかプリント」の2種類があります。クラシックプリントは白を透明にして印刷するため、素材の色を活かせるのが特徴です。一方、鮮やかプリントは白を白として印刷するため、デザインをより際立たせることが可能です。いずれのオプションであっても、Zazzleではインクを直接衣服に塗布するインクジェット印刷(DTG)を採用しているため、高品質な仕上がりを実現できます。
強み:
事業者は、Zazzleで商品を作成して販売するだけでなく、アソシエイト活動をすることも可能です。Zazzleの商品をプロモーションすることで収入が得られます。
商品例:
- アパレル製品(Tシャツやパーカー、子ども服など)
- アパレル小物(シューズやネクタイなど)
- スポーツ用品(ゴルフボールやフリスビー、卓球用品など)
- デジタル・モバイル製品(スマホケースやマウスパッドなど)
- アート(壁時計やメタルアートなど)
- 印刷物(名刺やギフト券、出産報告カードなど)
おすすめの事業者:
Zazzleは自分の商品をデザイン・販売するだけでなく、プラスαの収入を得たい人におすすめです。アソシエイトプログラムに参加して自分のホームページでZazzleを紹介すると、紹介リンク経由で商品が購入されるごとに売り上げの15%が紹介料として得られます。
9. オリジナルグッズコンシェル
オリジナルグッズコンシェルは、ノベルティや記念品の企画・製作・販売において15年以上の実績を持つ株式会社カプセルボックスによって運営されています。神奈川県横浜市に自社工場を持ち、オリジナルプリントサービスを提供しています。
配送:
配送業者は、基本的にヤマト運輸か佐川急便のいずれかです。注文してから4営業日で商品が発送されます。エコバックに限り、即日発送サービスを利用できます。送料は全国一律290円(税抜)で、4,000円(税抜)以上の注文で送料が無料になります。
加工方法:
白を含んだ布製品のプリントには濃色インクジェット印刷技術が採用されています。ほかにも、製品の特徴に合わせてデザインをフィルムに印刷してから製品に圧着するDTF印刷や昇華転写印刷、UVインクジェット印刷なども利用可能です。
強み:
スマホやパソコンを使って初心者でもデザインをすぐに作れる無料のデザインツールが提供されています。
商品例:
- アパレル製品(ロングTシャツやトレーナー、パンツなど)
- バッグ(トートバッグやエコバッグなど)
- 飲料容器(タンブラーやボトル、マグカップなど)
- デジタル・モバイル製品(スマホケースやモバイルバッテリーなど)
- 雑貨(キーホルダーやパスケースなど)
- 文房具(ペンケースやボールペンなど)
おすすめの事業者:
まとめて注文することを考えているものの、デザインスキルに不安がある事業者におすすめです。作成数量が30個以上の場合、デザイン作成のサポートを依頼できるサービスが提供されています。
プリント オン デマンドサービスの比較方法・選び方
プリント オン デマンドサービスを利用するメリットは、低リスクでオンライン販売を始められることです。評判の良いプリント オン デマンドサービスを選択すれば、顧客の満足度が高くなりビジネスが軌道に乗ります。
プリント オン デマンドサービスはどれも同じように見えるかもしれませんが、サービス内容はそれぞれ異なるため、顧客層の需要にマッチするものを選ぶことが肝要です。最善のプリント オン デマンドサービスを選ぶために、以下の項目を確認してください。
- 配送:印刷と配送に何日かかり、送料はどのように計算されるのか
- 加工方法:どのような印刷技術やカスタマイズを利用できるのか
- 強み:ほかのプリント オン デマンドサービスと比較して際立った特徴は何か
- おすすめの事業者:どのような人に最適なサービスなのか
- 商品ラインナップ:サービスが提供するプリント オン デマンド商品には何があるのか
まとめ
プリント オン デマンドサービスを使えば、デザインやグッズを制作した経験のない初心者でも簡単にオリジナルグッズを販売することができます。成功のカギは、各サービスが提供している商品の種類や配送オプション、利用できる機能などを慎重に比較検討し、自分のニーズに最も適したものを見つけられるかどうかにあります。
Shopifyを活用してオリジナルグッズを販売するオンラインストアを開設すれば、アプリを通じて複数のプリント オン デマンドサービスと連携できるため、効率良く商品を販売することができます。無料体験を実施していますので、ぜひお気軽にShopifyをご活用ください。
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よくある質問
プリント オン デマンドビジネスとは?
プリント オン デマンドビジネスとは、注文を受けてからオリジナルのデザインを無地の製品にプリントして、独自ブランド製品として購入者に直接配送するビジネスモデルです。
在庫リスクを抑えられ、少量多品種の印刷ができるのが特徴で、トレンドやニーズに合わせて商品を販売できます。一般的な商品としては、Tシャツやキャップ、トートバッグなどがあります。
プリント オン デマンドビジネスを始めるには?
プリント オン デマンドビジネスを始めるステップは、以下のとおりです。
- 販売する商品を決める
- 製品のデザインを作成する
- プリントプロバイダーを選ぶ
- 商品の販売価格を決定する
- Shopifyのようなeコマースプラットフォームに登録する
- ブランドに合ったネットショップを立ち上げる
- 商品を宣伝・販売する
プリント オン デマンドは利益が出る?
プリント オン デマンドビジネスは、利益が出る可能性が高いビジネスモデルといえます。
カスタムTシャツの利益率は、一般に20〜30%程度とされています。仮に原価1,610円のTシャツを3,500円で販売し、月に30枚売れた場合、おおよそ30,600円の利益が得られます。ただし、販売プラットフォームの月額料金や取引手数料などの追加コストが別途かかる場合があります。
プリント オン デマンド商品の価格の決め方は?
プリント オン デマンド商品の価格の決め方は、以下のとおりです。
- 商品コスト(注文ごとのデザイン、作成、配送、税金、プラットフォームなどの費用)を算出する
- 商品コストに利益を上乗せし、小売りコストを算出する
- その他のコスト(マーケティング、広告費、販売プラットフォームの月額料金など)を計算する
すべてのコストをカバーでき、さらに利益が残る価格を設定しましょう。
プリント オン デマンドビジネスで使える主な印刷オプションは?
インクジェット印刷:
デザインの再現性が高いうえに、比較的低コストに抑えられる。版が不要で生地に直接プリントする印刷方式。
シルクスクリーン印刷:
印刷部分が生地の色に影響されず、鮮やかな発色を実現できることに加え、耐久性が高く、時間が経っても色あせしづらい特徴がある。金色、ラメ、蛍光色など多様なカラーに対応。色ごとに版を作成してプリントする印刷方式。
昇華転写印刷:
インクジェット印刷に適していないポリエステル素材に印刷できる。昇華転写インクでプリントされた転写紙に熱を加え商品にインクを浸透させることでプリントする印刷方式。
転写印刷:
洗濯耐性が高く、色落ちや生地の伸びによる割れなどにも耐えられる。印刷したフィルムシートに熱と圧力を加えてプリントする印刷方式。
文:Yukihiro Kawata